高卒で電力会社に入社するのは世間的にはいいルートとされています。
確かにそうでしょう。
大学の学費もかかっていませんし、大学を出ても電力会社はなかなか簡単に入社できる企業ではありません。
そして福利厚生もバッチリ。
世間的な名声もあります。
Fラン大学を出て、平均的な給料の会社に就職するよりも給料はいいです。
今回は高卒で電力会社に入るのは勝ち組かについてお話しします。
高卒で電力会社はコスパ最強
高卒で電力会社に入る場合、ベターなのは工業高校を卒業して入社するルートです。
工業高校はどの学校も、1〜3人ほど電力会社への推薦枠を持っています。
逆に言うと、高卒の場合は推薦以外で入社するのは不可能。
同期の高卒の子は工業高校卒の子が多かったです。
その他事務系で、商業高校の子、原子力の関係で地元普通科高校でも採用されている子もいました。
大方、工業高校から入社するのがベターなルートになります。
工業高校は公立の学校。
公立の高校から大学に行かずに就職するので、お金は全然かかりません。
Fラン私立大学に言った場合と比べると雲泥の差です。
4年間の給料も合わせると一千万円以上の差になります。
高卒で電力会社に入った場合、親御さんが喜ぶ理由もよくわかりますね。
世の中の平均大卒よりも給料は上
電力会社は昇給が大きい会社です。
昇給が大きい分、若い頃の給料は低め。
高卒の20歳前後の子の給料は手取りで15〜20万円です。(時間外込み)
それほど多いとは言えないでしょう。
ただし、人生をトータルしてみると確実に、世の中の大卒よりも給料は上になります。
うちの会社の高卒40歳の年収は700万円を超えています。
(ちなみに地方です。)
世の平均40歳の給料は、おおよそ600万円。
高卒で平均年収を超えるのはなかなかすごいです。
電力会社は給料以外の福利厚生が充実しているので、実質給料はさらに上と考えても問題ありません。
高卒で年収を上げたい方は、電力会社がオススメですね。
高卒の初任給が低いのは当たり前
「高卒は初任給が低いから大卒の方がいい。」
この主張は少し間違っています。
なぜなら、高卒の初任給は18歳時点での給料です。
一方大卒初任給は、22歳です。
電力会社は年齢で給料が上がっていくので、初任給に違いがあって当たり前です。
同じ22歳になった時、大卒の方が、ほんの少しだけ給料が多い程度です。
数万円も変わりません。1万円も行かない程度です。
もっとも、歳をとるほど、その差が少しずつ大きくなるのも事実です。
ただし22歳時点での給料はほとんど変わらないと考えてOKです。
高卒でもある程度の地位には行ける
「高卒の社員は出世できないからコスパが悪い。」
うちの会社を見る限り、この主張も間違っています。
副課長レベルであれば、たくさんの高卒社員の方がおられます。
一方、大卒でも副課長になれず終わる人もいます。
大卒に比べて、出世の天井は低いかもしれませんが、出世できないわけではありません。
あくまで上限があると言う話です。
ポストは限られているので、大卒でも出世が厳しいのは変わりません。
高卒で電力会社に入る是非については以上です。
高卒社員は仕事に満足してやられている方が多いです。
みなさん誇りを持って、いい人生を歩まれている印象です。