僕は電力会社に就職して、すぐにミスったと感じました。
「電力会社=安定していてイイ会社」
これだけで判断すると本当に痛い目にあいます。
これから就職を考えている人、今電力会社にいて悩んでいる人は是非考えてみてください。
向いていない会社に入ることほど、悲惨なことはありません。
僕の場合、向いてはいませんが、なんとかやりようを見つけ、のらりくらり続けています。
(今は割と快適になった)
今回は電力会社に向いている人、向いていない人の話をします。
入社一ヶ月の研修でミスったと思った
僕は入社一ヶ月で電力会社に入ったのはミスだったと感じました。
まず研修。
これはどこの大企業も同じだと思うのですが、意味のないことが多すぎる。
社訓の唱和とか、挨拶の練習とかそんなんばっかり一ヶ月やらされます。
体育会出身だったので、その辺は楽に乗り切れたけど、「社会人になってまこんなことすんの?」ってずっと思ってました。
一番の驚きは、同期がみんな真面目に取り組んでいること。
僕は斜に構えて、意味のないことはほとんどこなす感じで終わらせてました。
社訓の暗記テストとかマジでゴミですね。笑
でも同期の、僕よりよほどいい大学を出たような奴らは、みんな真剣にやってるんです。
こりゃたまげました。
ここら辺から、「ああ、俺がおかしいんだ...。」と思い始めてところです。
働いてからさらにミスったと思った
絶望は部署に配属されてからも続きます。
ようやく研修が終わり、仕事はまだまともだろうと思いきや、そんなことはありませんでした。
(誤解の内容言っておきますが、おかしいのは僕です。電力会社はおかしい会社ではありません。)
電力会社の社風自体、効率を求めるものではないのです。
それよりも形式主義で、伝統や協調性を求める業界だったのです。
朝の意味のない朝礼。
偉い人の話、長すぎます...。
社内文書の書き方。
伝わっていればいいだろ..、と思うことも、逐一常時に直されます。
意味のない上位にまでもらわないといけないハンコ。
しょうもない書類にも、スタンプラリーです。
とにかく、「早く終わらせて生産性を上げる」という職場ではありません。
それよりもとにかく失敗がないよう、入念にチェックし、完璧にしてからアウトプットする業界なのです。
かなり保守的な業界です。
前例主義。新しいこと、変わったことをするとすぐに目をつけられます。
優等生タイプには向いている
めちゃくちゃ言ってますが、電力会社に集める方は優秀な方が多いです。
人自体は優等生タイプが多く、いい奴が多い印象。
民度は間違いなく高いです。
よく高卒は体育会系が多いと言われていますが、そんなことはありません。
工業高校の一番、二番だった生徒が来るので、かなり優秀です。
大卒よりも優秀な高卒も普通にいます。
総じていい人が多い業界。
ゆったりとした育ちがいい奴が多いですね。
学校の先生から好かれるような優等生タイプは、間違いない向いている言えます。
サボり症、生意気な人は向いていない
電力会社に向いていないのは、サボり症な奴、生意気な奴です。
「そんなことして意味あんの?」
意味とか理屈、合理を考える人はまず向きません。
この辺はいい悪いではなく、気質の問題です。
電力会社に入るくらいなので、みんなバカではありません。
真面目な社員も、意味のない業務に対して、意味のないことくらい分かっています。
それでも「仕事はこう言うもの」「上司が言ってるから仕方ない」そう言った考えで、飲み込めるかどうかが重要な能力です。
先生に歯向かうような生意気な性格の方はまず向かないです。
どこの会社でも向かないと言われればそれまでですが、電力業界は、日本的な会社でも最たるものです。
まだまだ古い体質は根深い問題です。
電力会社社員の一番美味しいパターン
電力会社で数年働いて思う一番美味しいパターンは、副業で稼ぐことです。
大きな声では言えませんが、給料の他に稼いでいる人はちらほらいます。
優秀な人ほど、そうしています。
業務自体はそれほどきつくなく、残業もそれほどないので、体力的な余裕はあります。
ましてや電力業界はかなり安定力があります。
本業の給料で安定し、副業で少し頑張って稼ぐだけでもかなり美味しい思いができます。
バイトの副業は違法ですが、株・FX・不動産・転売・アフィリエイトなら、会社にバレても問題ありません。
(やっかみを買うので稼いでることは絶対言わないほうがいいです)
「この人優秀なのに、仕事あんまり本気じゃないな〜」って思う方は大抵副業を頑張っています。
今後、電力業界の優秀な人が副業をする流れはどんどん加速すると思います。
だって本業頑張っても、給料が上がるわけではありませんからね。
電力会社を選ぶ理由として、「安定+副業」なら、僕は十分おすすめできます。
他の会社にはない安定感と、ホワイト企業なので時間も捻出できます。
性格で向き不向きはありますが、僕のように割り切って、副業で自分の性格を発揮していくのもありでしょう。
ぜひ検討の材料になれば幸いです。